冬空に浮かぶ月 2025、その１

2025年11月７日の立冬が過ぎて、12月22日が冬至です。

このページでは、旧暦の冬の第１週、2025年11月21日から11月28日まで、
新月の次の日から上弦の月までの月の表情を紹介します。

----------

再掲しますが、

11月20日は、正午月齢 29.6 でした。
旧暦十月一日でした。

月の出は午前６時22分、南中時刻は午前11時22分、月の入りは午後４時17分でした。

今日、11月20日の新月は、
秋分の日から冬至までの３ヶ月間の、秋分の日から２ヶ月経過した新月です。

月が沈む約30分前の午後３時47分に新月になりました。

～～～～～

11月21日は、正午月齢 0.8 でした。
旧暦十月二日でした。

月の出は午前７時21分、南中時刻はお昼の午後０時10分、月の入りは午後４時57分でした。

日没時刻が午後４時42分で、月の入りまで15分しかなく、
雲も見られなかったのですが、見えませんでした。

～～～

11月22日は、正午月齢 1.8 でした。
旧暦十月三日でした。

月の出は午前８時18分、南中時刻は午後１時01分、月の入りは午後５時43分でした。

今日から明日にかけて南端の軌道で、真西から 35.2度南の方角に沈みます。

今日は、日没時刻が午後４時42分で、月の入りまで１時間ほどありましたので、
午後４時50分頃から団地の西端から眺めました。
20分ほどカメラを覗き続けてようやく見えてきました。

午後５時10分頃、見え始めた三日月のお姿
カメラなしの肉眼では見落としたことでしょう。

それから４分後の風景です。

午後５時14分頃の三日月とイオンモールの夕景１

午後５時22分頃の三日月とイオンモールの夕景２

この場所から南端に沈む月がイオンモールをかすめて沈むことが観察できました。

数分間の表情の変化です。

左；午後５時11分頃、右；午後５時19分頃

秋の三日月らしく、斜めに立ったお姿でした。

また、月齢数値が二日月ほどで、超細い三日月でした。

～～～

11月23日は、正午月齢 2.8 でした。
旧暦十月四日でした。

月の出は午前９時11分、南中時刻は午後１時53分、月の入りは午後６時36分でした。

天気が良かったので薬蔵坂で日の出を見ました。

11月23日午前６時34分頃、浜松市西鴨江町の薬蔵坂から見た日の出の風景
浜松の日の出時刻は午前６時29分なので、その５分後に見えてきました。

東の全体イメージです。

11月23日午前６時35分頃、浜松市西鴨江町の薬蔵坂から見た東の風景
真東より24度ほど南側から出ました。

雲から出てきました。

11月23日午前６時38分頃、浜松市西鴨江町の薬蔵坂から見た日の出の風景２
冬至には、ニトリの看板の右付近から出ます。

微かに富士山が見えました。

11月23日午前６時39分頃、浜松市西鴨江町の薬蔵坂から見た富士山の風景

～～～

良い天気に恵まれ、四日月が午後４時半過ぎに見えてきました。

左から、午後４時38分、午後５時06分、午後５時36分、午後６時07分
南端近くの低い軌道を進む時、沈む際まで滑らかな回転が観察されます。
天頂近くの北端の軌道を通る時には、見かけの回転が南中時に集中して、
月の出る頃、沈む頃には回転は微小で、時には微弱ながら逆回転が観察されます。

沈む方角が昨日の南端の方角から 0.2度しか違わないので、今日も同じ場所で沈むまで観察しました。

午後６時13分頃、志都呂団地西端から見たイオンモールと四日月の風景

イオンモールすれすれを掠っていきます。

午後６時19分頃、イオンモールに最接近の四日月の風景

４つの画像を重ねてみました。

午後６時12分から６時24分まで四日月の流れ

なお、無意識に月に集中した写した写真をみると、自分の撮影時の手ブレの癖が認められました。
月を大きく写す時に建物の一部が入ると、１度から最大２度まで傾いていました。
その結果、反時計方向に１度ほど建物部分の水平度が傾いて見えるのがありました。

～～～

11月24日は、正午月齢 3.8 でした。
旧暦十月五日でした。

月の出は午前９時59分、南中時刻は午後２時45分、月の入りは午後７時34分でした。

良い天気に恵まれ、五日月が午後４時半前に見えてきました。

左；午後４時25分頃、中；午後５時43分頃、右；午後７時09分頃
南中時刻は午後２時45分でした。

午後５時前に墨絵の風景が見られました。

午後４時53分頃の五日月の墨絵の風景

沈む方角が昨日より 2.1度北側（右側）に移動しました。

午後７時09分と７時24分の画像による五日月の流れ
昨日より 2.1度北側（右側）に軌道が移動したのが確認できます。

沈みゆく瞬間です。

午後７時28分頃の沈み行く五日月の風景
月の入りの時刻が午後７時33分ですので、沈む５分前の景色です。
翌日明るい時に再度同じ場所から観察し、月が雲に消えゆくのを確認しました。

月の出入時刻、南中時の仰角は、常々 "ke1san" にお世話になっています。

～～～

11月25日は、正午月齢 4.8 でした。
旧暦十月六日でした。

月の出は午前10時41分、南中時刻は午後３時35分、月の入りは午後８時35分でした。

午前中はは雲に覆われ曇りでしたが、午後になって晴れてきました。

六日月が南中時の午後３時半頃から見えてきました。

午後３時35分頃の見え始めた六日月の風景

今日は、高校時代の同窓会Zoomの日でしたので、
外出はできず、１時間ごとの表情を撮りました。

左から、午後３時35分、午後４時35分、午後５時36分、午後６時42分、午後７時36分です。
南中時刻は午後３時35分でした。

～～～

11月26日は、正午月齢 5.8 でした。
旧暦十月七日でした。

月の出は午前11時17分、南中時刻は午後４時24分、月の入りは午後９時37分でした。

雲がなく頻繁に写すことができました。

左から、午後０時55分、午後２時48分、午後４時37分、午後６時42分、午後８時38分です。
南中時刻は午後４時24分した。

実は上記の５回に加え、計８回観察しました。
時刻がランダムですが、時刻と傾斜角度を全てグラフに載せてみました。

横軸；時刻、縦軸；弦相当の傾斜角度です。
プロットした点を繋いでみました。撮影時の手振れ誤差も見られますが、
南中時刻付近は、直線で近似できたようです。

南中時刻を±１時間の、計２時間の間に 26度ほど変化したことが読み取れます。
また、南中時刻を挟んで計４時間の間に、 52度変化したことが読み取れます。