春空に浮かぶ月 2024、その11

2024年3月20日の春分の日を過ぎ、立夏は5月5日です。

このページでは、旧暦(陰暦)の春の第11週、4月25日から5月1日まで、
満月の次の日から下弦の月までの月の表情を紹介します。

----------

再掲しますが、

4月24日は、正午月齢 15.4でした。
旧暦 月十六日でした。

午前8時40分に地球の裏側で満月になり、
その約10時間後に月の出を迎えました。

月の出は午後6時51分、月の入りは25日午前5時27分でした。
南中時刻は、25日午前0時12分頃でした。

夕方から25日未明まで空は厚い雲で覆われ、十六夜満月の月は見えませんでしたが、
明け方の午前4時半頃には、雲が流れて西空に見えていました。


25日明け方の午前4時23分頃、西の空に見えた十六夜の月
この3分後には雲が左に流れ去りました。

雲が流れ去る前後の十六夜の月の表情です。


左;25日午前4時23分頃、右;午前4時26分頃
南中時刻は、25日午前0時12分頃でした。

四日ぶりに見えたお月さまでした。

〜〜〜〜〜

4月25日は、正午月齢 16.4でした。
旧暦 三月十七日でした。

月の出は午後7時53分、月の入りは26日午前6時00分でした。
南中時刻は、26日未明の午前0時59分頃でした。


午前8時45分頃、東の空の雲から出てきた十七夜の月

十七夜の月の表情変化です。


左;午後9時09分頃、中;27日未明の午前0時13分頃、右;午前4時19分頃
南中時刻は、26日未明の午前0時59分頃でした。

〜〜〜〜〜

4月26日は、正午月齢 17.4 でした。
旧暦 月十八日でした。

月の出は午後8時57分、月の入りは27日午前6時40分でした。
南中時刻は27日未明の午前1時51分頃でした。


27日未明の午前0時27分頃、所在がわかる程度の明るさの十八夜の月

〜〜〜

月27日は、正午月齢 18.4 でした。
旧暦月十九日でした。

月の出は午後10時01分、月の入りは28日午前7時28分でした。
南中時刻は28日未明の午前2時45分頃でした。

十九夜の月の表情変化です。


左;午後10時52分頃、中;28日午前3時30分頃、右;午前6時05分頃
南中時刻は28日未明の午前2時45分頃でした。

〜〜〜

月28日は、正午月齢 19.4 でした。
旧暦月二十日でした。

月の出は午後11時01分で、月の入りは29日午前8時25分です。
南中時刻は、29日未明の午前3時43分頃でした。

南端の軌道になります。

月の出の方角は、真東より 35.6度南側の方角で、この5年間の観察の中では最南です。

月の出時刻より30分遅れて目が覚めました。
薬蔵坂に来ると、すでに高く昇っていました。


午後11時40分頃南端の月の出風景

過去のデータから月の出位置を想定して軌道を作図しました。


過去の画像データから想定される軌道

おぼろの二十日の月の表情変化です。


左;28日午後11時51分頃、右;29日午前1時05分頃
南中時刻は、29日未明の午前3時43分頃でした。

明るくなった午前5時以降は、雲が厚く見えませんでした。

〜〜〜

月29日は、正午月齢 20.4 でした。
旧暦月二十一日でした。

月の出時刻は午後11時56分で、4分もすると30日に日が変わります。

30日は、正午月齢 21.4 です。
旧暦月二十二日です。
南中時刻は午前4時41分頃で、月の入りが午前9時29分でした。

空が明けて青空が見えた午前6時頃、お姿を見せてくれました。


30日午前5時56分頃にくっきり見えた有明の月

この後すぐに西から雲が広がり、見えなくなりました。

次の月の出は、5月1日未明の午前0時44分になります。

〜〜〜

5月1日は、正午月齢 22.4 でした。
旧暦月二十三日でした。

月の出時刻は未明の午前0時44分で、月の入りは午前10時36分でした。
南中時刻は午前5時38分頃でした。

1日未明は雲が広がっていましたが、雲の隙間から見ることができました。


1日午前2時24分頃に雲の合間から姿を見せました。

その3分後、雲の切れ間に見せた二十三日の月の表情です。


午前2時27分頃一瞬見せたお姿

1分もしないうちに黒い雲が覆ってしまいました。

明るくなってからは、時々小雨がぱらつき雲に覆われた空になりました。

午前10時36分に沈んだ後、
1日夜の午後8時27分に、地球の裏側で下弦の月になります。

〜〜〜〜〜

4月24日午前9時前に地球の裏側で満月になりました。
5月1日月が沈み、午後8時半頃に下弦の月になりました。
満月の頃には夕方の月の出でしたが、下弦の月の頃は未明の月の出になりました。

一方、月の軌道は、4月14日に北端の軌道になり、その後南下し、
4月21日に東西の軌道を過ぎてさらに南下を続け、
4月28日に南端の軌道になり、現在北上しています。

-----------

次回は、下弦の月の次の日から新月までです。

戻る