夏空に浮かぶ月 2019、その９
陰暦夏の第９週の月
2019年は、立夏が５月６日、立秋が８月８日です。
旧暦の夏は、５月６日から８月７日までのようです。
このページの「夏空に浮かぶ月、その９」は、
陰暦夏の第９週、つまり、2019年７月４日から７月９日まで、
新月の次の日から上弦の月までの月の表情を紹介します。
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新月を過ぎると、月の見える時間帯が明け方から夕方になります。
この１週間は、最初に西の空に見えた細い月が、三日月になり、
月の見え始める時刻が夕方からお昼へと早まっていきます。
やがて、太陽が沈まないうちから東側の空に見えるようになり、
上弦の月の頃には、太陽が西に沈む頃に、月が南中します。
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再掲しますが、
７月３日は、正午月齢 0.3 でした。
新月になります。旧暦の六月一日です。
新月の時刻は、午前４時16分頃です。
日の出時刻は、午前４時37分頃です。そして、月の出は午前４時47分頃です。
太陽より、10分遅れて、月が出ます。
その頃、地球の反対側の南米のチリやアルゼンチンで
現地時刻の２日の午後４時頃約２時間にわたり、皆既日食が見られたようです。
７月の３日の月の軌道は、この１ヶ月の中で最北端の軌道になります。
夏至を過ぎて間もなくなので、太陽も夏の軌道にあり北側にきます。
月も新月ということで、太陽と同じ方向、近い方向にあるということです。
このことは、新月を満月に置き換えると、次のように見ることができます。
夏場には、満月は太陽の反対側にありますので、南に見えます。
冬場には、満月は北側に、新月は南側に見えます。
ということで、７月３日は、目では見えないのですが、
最北端の新月という特別の日でした。
日本は梅雨の真っ只中です。
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７月４日は、正午月齢 1.3 でした。
旧暦の六月二日です。
この日は、太陽が沈んでから、約１時間半後の午後８時半少し前に月が沈みます。
この時、月齢 1.6 くらいです。
日没時刻の午後７時４分頃、真西の方角より20数度北側を眺めていると、
午後７時17分頃から、二日月が目に入りました。
午後７時23分頃の夕焼け雲と夕月、二日月です。
午後７時半頃から空の色に暗みが増してきました。
午後８時頃まで見え、その後、雲に隠れました。
左；午後７時17分頃、 右；午後７時19分頃
左；午後７時24分頃、 右；午後７時42分頃
梅雨の合間に夕月を見ることができました。
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７月５日は、正午月齢 2.3 でした。
旧暦六月三日の月です。
この日の日没が、午後７時４分です。
月の入りは、午後９時59分です。
午後から雨が降り出し、一面雲に覆われていました。
雨は夕方から深夜にかけても、降り続けました。
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７月６日は、正午月齢 3.3 でした。
旧暦六月四日の月です。
見ることができませんでした。
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７月７日は、正午月齢 4.3 でした。
旧暦六月五日の月です。
月の出は午前９時過ぎ、月の入りは午後10時半過ぎです。
雲が厚く月は見えませんでした。
新暦７月７日の七夕さまは夏で、旧暦七月七日の七夕さまは秋です。
ちなみに、今年の旧暦七月七日は、８月７日になります。
そして、８月８日が立秋になります。
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７月８日は、正午月齢 5.3 でした。
旧暦六月六日の月です。
月の出は午前10時半前、月の入りは深夜の午後11時10分過ぎです。
日の入りは午後７時３分頃です。
午後は雲が厚く空は灰色のペーストを塗ったようでしたが、
日没後、暗くなれば、もしかしてと期待しましたが、果たして、
日没から30分後、一瞬でしたが、雨雲の間から顔を見せてくれました。
午後７時34分頃、雨雲の間から顔を見せた六日の月の表情
午後７時35分頃の 月齢 5.6 くらいの表情です。
数分もしないうちに隠れてしまいました。
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７月９日は、正午月齢 6.3 でした。
旧暦六月七日の月です。
なお、月の出は午前11時半過ぎ、月の入りは深夜の午後11時47分頃です。
午後７時55分頃、上弦の月になります。
日没後も雲が厚く見えませんでしたが、午後８時を過ぎて、
わずかだけ月の場所付近が白っぽく見えました。
午後８時17分頃、かすかに空での居場所を見せた上弦の月１
上弦の月に見えます。
午後８時42分頃、 かすかに空での居場所を見せた上弦の月２
幾分凹んで見えますが、黒い雲が邪魔しているようです。
この後、何回か見直しましたが、もう厚い雲に隠れて見えませんでした。
かくして、不完全ながら上弦の月を確認することができました。
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次回は、上弦の月の次の日から満月までで、陰暦夏の第10週です。