縮景園の日本庭園
２．2014年８月訪問時の記事「縮景園の庭園風景」
2014年８月16日、今回は2008年訪問に次いで２回目の訪問です。
今回は庭園の中で最も魅力的な風景を眺めるのが主目的でした。
縮景園の迎暉峰（げいきほう）からの眺めを確認することでした。
そして、超然居や跨虹橋など庭を構成するいくつかの庭園要素を見て歩きました。
１時間半程の回遊を楽しみました。
昨夜来の雨が嘘のようで、午前10時頃から雨が止みました。
太陽による直射がないため、庭園の撮影には最高のコンディションでした。
まず、迎暉峰からの眺望です。
迎暉峰からの眺望１
清風館、跨虹橋、超然居、悠々亭の４者を楽しむことができます。
迎暉峰からの眺望２
左側に、悠々亭から清風館へ続く土橋群の小径も眺めることができます。
迎暉峰からの眺望３
清風館、跨虹橋、超然居、悠々亭の４者を確認できます。
跨虹橋まで進み、迎暉峰を振り返りました。
跨虹橋から見る、悠々亭と迎暉峰
清風館前の岸に戻り、そこから時計回りに一周します。
清風館前の岸から、左手に超然居、中央左奥に夕照庵、右手の山に名月亭を眺めました。
しかし、この日は、夕照庵と名月亭は木陰に隠れているようでした。
超然居まで進みます。
超然居から見る、跨虹橋、悠々亭、そして、その奥に迎暉峰
夕照庵の州浜までやって来ました。
夕照庵近くの小径の木々の合間に見える跨虹橋、右端が超然居。
夕照庵の州浜から見る奥行きのある風景
正面は清風館、その右手前が超然居です。左手は古松渓への小径です。
古松渓から見る跨虹橋と清風館
古松渓から、積翠巌、白龍泉を過ぎて超然居の対岸まで進みます。
積翠巌と亀島
超然居の対岸まで来ました。
対岸の小さな東屋から、超然居を眺めます。
さらに、悠々亭まで進みました。
悠々亭から見る清風館と跨虹橋、その後方が超然居
この景色は、すぐ後の小高い迎暉峰から見おろすとさらに奥行き感が感じられます。
最後に、跨虹橋でカラフルな風景に出会いました。
念願の迎暉峰からの眺めを堪能できました。
１．2008年４月訪問時の記事「縮景園訪問」
2008年４月17日、小雨が降る中、水の都 広島の京橋川のほとりにある縮景園を訪ねました。
パンフレットによると、作庭者は茶人として知られる上田宗箇で、上田流の茶会は現在も行われているそうです。
東西に長い庭園の中央にある池：濯纓池（たくえいち）は跨虹橋（ここうきょう）により西池と東池に分けられ、
大小10余りの島があります。中国杭州の西湖を模して縮景されたとも言われています。
縮景園の門と奥に清風館が見えます。
まず、茶亭などの建物を示します。
左上：こけら葺きの屋根、数寄屋造りの茶亭の清風館、右上：西の端にある茶亭の夕照庵
左下：山奥の風情を感じさせる茅葺き屋根の名月亭、右下：東池の中心である悠々亭
次に、庭園の構成要素の一部を示します。
左上：西湖の堤の景観を感じさせる跨虹橋、右上：西の夕照庵前の船着き場をもつ州浜の景観
左下：東池の東端のジグザグに連なる土橋群、右下：土橋群の途中のゆったりした石灯籠
個人的に印象に残った風景を示します。
超然居からは跨虹橋を正面に見ることができました。
西の夕照庵付近はモミジの木が多く、秋の紅葉を楽しめそうです。
御影石により鶴の羽ばたきを表現する西池の中心の積翠巌（せきすいがん）と奥に見える二段からなる白龍泉
鶴島の積翠巌の左の亀島：緑蘋洲（りょくひんしゅう）泳ぐ姿が生き生きとしています。
濯纓池には大小10余りの島があり、これらは瀬戸内海の島々を表すとも言われています。
白龍泉付近から見た跨虹橋と清風館、そして、広島市の現代のビル群も。
古松渓への小径を過ぎて、積翠巌、白龍泉に向う飛石群
悠々亭（左）と東池の東端のジグザグに連なる石橋と土橋群