３枚の合成による全体写真、中央に守護石、左右に仁王石、正面に礼拝石（座禅石）
右の仁王石付近から見たので、礼拝石が左端に写っている。2007年５月28日

５月28日、西側仁王石と守護石の西半分。サツキに彩られている。

四季の変化によって、庭の表情がこんなにも変わるのですね。

６月26日、西側仁王石と守護石の西半分。左手前の石は礼拝石

次は、中央部分の比較です。

６月26日の守護石周辺

最後に、右部の比較です。

６月26日、右側仁王石

12月の紅葉風景を追加します。

２．2011年１月訪問時の雪の風景

数年前から雪の龍潭寺を期待していたが、１月17日ようやく雪の庭を見ることができた。
浜松では次はいつ雪が積もるかわからないので、早めに出かけたが、
到着するまでに何箇所かで大渋滞で、普段よりも２-３倍の時間がかかった。
到着時には拝観者は皆無で、景色を独占できた。帰る時点で次の拝観者と入口ですれ違った。

ちょうどこの時期は、本堂改修中のため通路が池スレスレの位置まで出ていたので、
上に見られるような同じ距離からの春夏秋冬の比較写真は得られなかった。

築山に接近した形で庭を眺めることになり、本堂改修は今年の秋に完成するそうだ。

西側から東側を見る。

東側から西側を見る。

３．2014年８月訪問時の記事

2014年８月28日、曇り時々雨の中、遠州地域の日本庭園を訪ねました。

龍潭寺庭園については、すでに四季の画像を掲載していますが、
この日龍潭寺にも寄り、特に庭園要素の構成について再確認しました。

まず、本堂西側廊下から庭園全体を眺めます。

西側廊下から見る庭全体のイメージ
中央に守護石の三尊石、左右に仁王石が配されています。
この場所から見ると、構成要素全体がこちらではなく、東の方向（右手）を向いているように見えます。

次に、中央部分をやや東から見ます。

中央に守護石である三尊石、こちらの岸左手に茶色の礼拝石（坐禅石）が配されています。
守護石と坐禅石の間の池に浮かぶ蓬莱島の右に、築山から亀出島が見られます。

座禅石より少し西側から守護石を見ます。

中央に三尊石、手前岸に坐禅石、その間に心字池が横に走ります。
守護石と坐禅石の間の心字池に浮かぶ黒っぽい島は蓬莱島です。
蓬莱島は、中央の三尊石の左の枯滝（龍門瀑）を向いている鯉魚石にも見えます。

西側仁王石を含めた西半分の景色を見ます。

西側仁王石を含めた西半分の景色
左に延びる出島は、仁王石を羽石、その左横の石を鶴首石と見ると、鶴出島です。
鶴出島と三尊石の間にも枯滝が見られ、蓬莱島はそちらを向く鯉魚石に見えます。

次に、東側の仁王石を含めた東半分の景色を見ます。

東側の仁王石を含めた東半分の景色
本図の左にも枯滝が見られます。また、東側の仁王石（羽石）を含めた鶴島組は
築山側ではなく、こちらの陸地にあります。

東の仁王石（羽石）に向う飛石が雨に濡れて色鮮やかに見えました。

雨に濡れて色鮮やかに見えた飛石群

最後に、本堂の東の建物から庭全体を見ました。

本堂の東の建物から見た庭全体をの風景
左手が本堂で、左奥の建物は井伊家霊屋です。

今回は、雨に濡れたしっとりした風景を楽しむことができました。