萬福寺の雪舟庭園

島根県益田市東町25-33

2008年10月13日、長崎の帰りに訪問しました。

　パンフレットによると、「文明11年（1479）、画聖雪舟等楊禅師によって造られた寺院様式の、須弥山世界（仏教の世界観）を象徴した石庭です。須弥山石を中央にして、右はやや暗く築山であり、枯滝をもち、左は平坦で非情に明るく造られ、明と暗が巧みに使い分けられています。・・・。」とあります。

ほとんど日差しが強い一日であったが、次の写真は陽が雲に隠れた瞬間に得たものである。

礼拝石は右手前側に、池は心字池、奥にゆるやかな築山

パンフレットの説明にあるように左側は明るい世界である。

左手前端に礼拝石、左奥に三尊石、頂点に須弥山石、その手前に座禅石を見ることができる。

庭の右側は樹木の影となり暗い。中央に枯滝石組みが、手前には岬が見られ、左奥には蓬莱石を見る。

須弥山世界、曼荼羅世界を連想させるゆるやかな築山が印象的だった。