冬空に浮かぶ月 2025、その２
2025年11月７日の立冬が過ぎて、12月22日が冬至です。
このページでは、旧暦の冬の第２週、上弦の月の次の日から満月まで、
2025年11月29日から12月５日までの 月の表情を紹介します。
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再掲しますが、
11月28日は、正午月齢 7.8でした。
旧暦 十月九日でした。
月の出時刻はお昼の午後０時17分で、南中時刻は午後５時56分で、月の入りは午後11時44分でした。
雲がなく頻繁に写すことができました。
午後３時59分に上弦の月になります。
左から、午後３時56分、午後４時57分、午後６時03分、午後６時58分、午後７時57分です。
南中時刻は午後５時56分でした。
実は上記の５回に加え、計15回観察しました。
時刻がランダムですが、時刻と傾斜角度を全てグラフに載せてみました。
横軸；時刻、縦軸；弦相当の傾斜角度です。
プロットした点を繋いでみました。
今回は、上弦の月になる時刻と南中時刻とが接近していましたが、
両者を撮影したことで、手振れ誤差を吐露してしまいました。
撮影時刻のズレや撮影時の手振れ誤差があっても、全体のイメージを把握できるのがわかります。
南中時刻を±１時間の、計２時間の間に 30度ほど変化したことが読み取れます。
また、南中時刻を挟んで計４時間の間に、 59度変化したことが読み取れます。
本日の南中時の仰角が 45.3度で、明日から明後日にかけて東西の軌道になります。
東西の軌道から北側の軌道時にどんなカーブになるのか楽しみです。
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秋分の日から冬至までの３ヶ月の 2/3が過ぎたところです。
秋分の日に見える上弦の月のイメージ、すなわち、南中時の弦がほぼ垂直に見える風景から
冬至の頃に見える上弦の月のイメージ、すなわち、
弦が時計方向に回転して見える風景になっているのがわかります。
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11月29日は、正午月齢 8.8 でした。
旧暦 十月十日でした。
月の出時刻はお昼の午後０時44分で、南中時刻は午後６時42分で、月の入りは30日の未明の午前０時48分でした。
今日から明日にかけて東西の軌道です。
今日も雲がなく頻繁に写すことができました。
左から、午後４時43分、午後５時52分、午後６時43分、午後７時42分、午後８時42分です。
南中時刻は午後６時42分でした。
実は上記の５回に加え、計17回観察しました。
時刻がランダムですが、時刻と傾斜角度を全てグラフに載せてみました。
横軸；時刻、縦軸；弦相当の傾斜角度です。
プロットした点を繋いでみました。
撮影時刻のズレや撮影時の手振れ誤差があっても、全体のイメージを把握できるのがわかります。
南中時刻を±１時間の、計２時間の間に 35度ほど変化したことが読み取れます。
また、南中時刻を挟んで計４時間の間に、66度変化したことが読み取れます。
本日の南中時の仰角が 51.8度で、今日から明日にかけて東西の軌道になります。
30日未明の家の屋根にかかる表情を見ることができました。
30日未明の午前０時14分頃の標高
東西の軌道から北側の軌道では、どんなカーブになるのか楽しみです。
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11月30日は、正午月齢 9.8 でした。
旧暦 十月十一日でした。
月の出時刻は午後１時11分で、南中時刻は午後７時28分で、月の入りは12月１日未明の午前１時55分でした。
昨日から今日にかけて東西の軌道です。
今日も雲が少なく頻繁に写すことができました。
左から、午後５時28分、午後６時28分、午後７時28分、午後８時29分、午後９時27分です。
南中時刻は午後７時28分でした。
実は上記の５回に加え、計20回観察しました。
時刻がランダムですが、時刻と傾斜角度を全てグラフに載せてみました。
横軸；時刻、縦軸；弦相当の傾斜角度です。
プロットした点を繋いでみました。
南中時刻を±１時間の、計２時間の間に 35度ほど変化したことが読み取れます。
また、南中時刻を挟んで計４時間の間に、71度変化したことが読み取れます。
今日は東西の軌道で、本日の南中時の仰角が 58.6度になります。
12月１日未明の家の屋根にかかる少し前の表情を見ることができました。
12月１日未明の午前０時46分頃の標高
東西の軌道から北側の軌道時にどんなカーブになるのか楽しみです。
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12月１日は、正午月齢 10.8でした。
旧暦 十月十二日でした。
月の出時刻は午後１時40分、南中時刻は午後８時17分、月の入りは２日午前３時05分でした。
午後は白い雲に覆われていましたが、午後４時半頃から見えて来ました。
午後４時27分頃の十二日の月
夜は雲が広がり、見えたり見えなかったりしました。
南中時刻前後の表情変化です。
十二日の月の南中時刻±２時間の表情変化です。
左；午後６時19分頃、中；午後８時25分頃、右；午後10時24分頃
南中時刻は午後８時17分でした。
相当する傾きは、左から時計方向に、-25度、22度、61度です。
南中時刻を挟んで計４時間の間に、86度変化したことになります。
今日最後は、深夜に見えた表情です。
午後11時18分頃の民家の屋根に沈みゆくお月さま
その後は、また見えなくなりました。
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12月２日は、正午月齢 11.8 でした。
旧暦 十月十三日でした。
月の出時刻は午後２時12分、南中時刻は午後９時10分、月の入りは３日午前４時20分でした。
東西の軌道から北側に入って２日目です。
まず、雲が晴れて東の空に見えてきました。
午後４時24分頃の十三日の月
十三日の月の南中時刻±１時間、±２時間の表情変化です。
左から、午後７時10分、午後８時10分、午後９時16分、午後10時11分、午後11時19分です。
南中時刻は午後９時10分でした。
実は上記の５回に加え、計13回観察しました。
時刻がランダムですが、時刻と傾斜角度を全てグラフに載せてみました。
横軸；時刻、縦軸；弦相当の傾斜角度です。
プロットした点を繋いでみました。
繋いだ近似線より
南中時刻を±１時間の、計２時間の間に 69度ほど（画像間では67度）変化しています。
また、南中時刻を挟んで計４時間の間に、100度ほど（画像間では104度）変化したことが読み取れます。
南中時付近に、見かけの回転角度が大きく集中変化したことがわかります。
また、繋いだ近似曲線が S 字状に見えます。今後のさらなる観察が期待されます。
３日未明に篠原町の草原で、沈む直前の表情を見ることができました。
12月３日午前４時03分頃の沈みゆくお月さま
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12月３日は、正午月齢 12.8でした。
旧暦 十月十四日でした。
月の出時刻は午後２時51分、南中時刻は午後10時09分、月の入りは４日午前５時38分でした。
強い西風の吹く冷たい季節になりました。
お月さまも丸みを増して、光と影の方向を作図することができなくなりました。
十四日の月の南中時刻±１時間の表情変化です。
左；午後９時10分頃、中；午後10時08分頃、右；午後11時10分頃
南中時刻は午後10時09分でした。
今月の北端の軌道になる３日前で、南中時の仰角が77.6度と真上を見上げる感じです。
南中時刻を挟む２時間の間に模様が90度弱（89度）回転しています。
お月さまの模様の回転変化と、お日様が照らす見かけの形の回転変化とは
近似的に近いのか？、同じなのか？ 考えさせられます。
併せて、地球自転に伴う星座の回転についても同様の課題です。
明け方は外は寒くて冷たくておとなしく寝ていました。
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12月４日は、正午月齢 13.8 でした。
旧暦 十月十五日でした。
月の出時刻は午後３時37分、南中時刻は午後11時13分、月の入りは５日午前６時55分でした。
この日は、お月さまの光と影の境界がわからないので、「ウサギさんの模様」の回転具合を調べました。
この日は寒く冷たく風が強いので、多くのポイントを観察できませんでした。
A〜Hまでの８つの観察点をグラフに表示します。
南中時の模様を基準として、各点の回転角度を表示しています。
まず、４日のA点とB点の比較をします。
左;A；午後４時57分頃、右;B；午後10時14分頃
この５時間ほどの間に13度ほどの時計方向の回転が見られます。
４日の十五夜の月の南中時刻±１時間ほどの表情変化です。
B, C, D点の模様の比較です。
左;B；午後10時14分頃、中;C；午後11時14分頃、右;D；５日未明の午前０時23分頃
南中時刻は午後11時13分でした。
この２時間余り（129分間）に、98度の回転が見られます。
南中時刻の前後に回転角度の大きな変化が集中していることが観察できました。
最後に、５日の点E, F, G, H の傾向に着目して、E点とH点の模様の回転変化量を調べました。
左;E；５日午前３時25分頃、右;H；午前５時56分頃
E点とH点の模様の間には、 9.5度の反時計方向の回転変化が見られます。
全体では、時計方向に回転していますが、
特に天頂付近の軌道では、沈む直前の数時間では反時計方向の回転が確認できました。
ただし、点Aから点Bの間、点Dから点Eの間の変化のしかたについては、さらなる調査が必要です。
明日午前８時過ぎに満月になります。
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11月５日は、正午月齢 14.6 でした。
旧暦 九月十六日です。
午前８時14分に満月になりました。
コールドムーンと呼ばれているようです。
月の出時刻は午後４時35分、南中時刻は６日未明の午前０時20分、月の入りは６日午前８時07分でした。
明日が北端の軌道で、今日も 月の出の方角が0.2度しか違いがないことと、
日没時間を考慮して、浜名湖西岸の湖西市新所から月の出を観察しました。
明日は日没のため富士山が見えないのはもちろんですが、
実は今日も見え始める直前に日没し、富士山がわずかに見えただけでした。
日没時刻の午後６時39分頃のわずかに見えた富士山の風景
午後６時41分頃に見え始めました。
それから１分後の景色です。
午後６時42分頃の満月と富士山の風景１
午後６時43分頃の満月と富士山の風景２
午後６時50分頃の満月と富士山の風景３
富士山がかろうじて見えるほどです。
十六夜満月の模様の回転については、出来次第アップします。
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11月28日の上弦の月の頃、月の出時刻がお昼前だったのが、
12月５日の満月の頃には、月の出時刻は夕方になりました。
月の軌道は、
11月８日に北端の軌道になり、その後南下して、
11月23日に南端の軌道になり、北上し始め、
11月30日にほぼ東西の軌道になり、北上を続けていて、
明日12月６日に北端の軌道になります。
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次回は、満月の次の日から下弦の月までです。