夏空に浮かぶ月 2021、その３
2021年の立夏は５月５日で、立秋は８月７日です。
このページでは、夏の第３週、2021年５月27日から６月２日まで、
満月の次の日から下弦の月までの月の表情を紹介します。
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再掲しますが、
５月26日は、正午月齢 14.3 でした。
旧暦四月十五日でした。
月の出が午後６時43分、月の入りは27日の午前４時57分です。
午後８時14分に満月です。久々に十五夜の満月です。
月食の部分食の開始が午後６時44分、皆既食が午後８時09分から午後８時28分、
部分食の終了が午後９時52分、ということでした。
浜松では、夕方から雲が広がっていて、皆既食は見られませんでしたが、
皆既食を過ぎて、午後９時過ぎ頃から部分食が見えるようになりました。
皆既月食後のほぼ10分ごとの表情変化です。
左；午後９時12分頃、中；午後９時20分頃、右；午後９時31分頃
左；午後９時40分頃、中；午後９時50分頃、右；午後10時01分頃
この間、雲が薄くなったり厚くなったり変化していました。
午後10時を過ぎて、雲が薄くなりました。
午後10時10分頃、近所から見た十五夜満月朧月スーパームーン
27日午前３時頃には、もう雨が降っていました。
西行の歌を紹介します。
月蝕を題にて歌よみけるに
山家集 1154 忌むといひて影に当らぬ今宵しもわれて月見る名や立ちぬらん 西行
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５月27日は、正午月齢 15.3 でした。
旧暦四月十六日でした。
月の出時刻は午後７時58分、月の入りは28日の午前５時51分です。
27日深夜まで探せませんでしたが、28日未明の頃ようやく見えました。
28日未明の午前０時04分頃の表情です。
日の入時刻は午後６時52分、南中時刻は28日未明午前０時56分頃でした。
午前４時頃は、かすかに位置がわかる程度にしか見えませんでした。
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５月28日は、正午月齢 16.3 でした。
旧暦四月十七日でした。
月の出時刻は午後９時09分で、月の入りは29日午前６時52分です。
南中時刻は29日未明午前２時01分頃でした。
南端の軌道になり、月の出時の方位は 122.1度；真東より南に32.1度の方角です。
29日未明の午前１時53分頃、見える瞬間がありました。
29日未明の午前１時53分頃の表情です。
午前５時頃は、雲が厚く見えませんでした。
遠州灘に沈みゆくのを見ることはできませんでした。
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５月29日は、正午月齢 17.3 でした。
旧暦四月十八日でした。
月の出時刻は午後10時10分で、月の入りは30日の午前７時59分です。
十八夜の月の表情変化です。
左上；29日深夜午後11時03分頃、右上；30日未明午前２時01分頃
左下；午前５時28分頃、右下；午前７時10分頃
明け方の南西の空です。
青空が見えて、久しぶりに有明の月を眺めました。
30日午前５時28分頃の南西の空
午前７時頃、篠原町の防潮堤遊歩道に来て、遠州灘を眺めました。
30日午前７時09分頃の南西の空に浮かぶ有明の月
30日午前７時09分頃、11分頃の画像を重ねて軌跡を作図しました。
この日も南端近くの軌道で、「各地のこよみ」によると、
月の入りの方角は 239.3 度で、真西より 30.7 度南側でした。
この１分後には、雲が上がってきて紛れて見えにくくなりました。
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５月30日は、正午月齢 18.3 でした。
旧暦四月十九日でした。
月の出時刻は午後11時02分で、月の入りは５月31日の午前９時06分です。
南中時刻は５月31日午前４時02分頃です。
31日は未明から明け方まで、昨日以上にくっきり見えました。
明け方もよく見えましたので、再び、遠州灘に向かいました。
この時に、間違えて未明から明け方に撮影した画像を消去してしまいました。
以下、篠原町の防潮堤遊歩道からの画像です。
午前８時02分頃の篠原町防潮堤遊歩道から見た南西方向の遠州灘
月は画像の中央付近にかすかに見えます。
この日は遠くにシラス漁の船が見えました。
午前８時15分頃の画像に、02分頃、09分、22分、30分頃の４つの月を重ねました。
５つの点の軌跡から、遠州灘に沈むことがわかりました。
水平線に月が沈むのを見るには、日の出時刻前後に月が沈む時が最高でしょう。
５月１日午前中の見えなくなる少し前の表情です。
午前８時20分頃の十九日の月の表情
ご参考までに、防潮堤遊歩道から見た真南から真西までの遠州灘を作成しました。
画像左が南の方向で、画像右が遊歩道の続く西の方角です。
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５月31日は、正午月齢 19.3 でした。
旧暦四月二十日でした。
月の出時刻は午後11時44分で、月の入りは６月１日午前10時13分です。
南中時刻は１日午前４時56分頃でした。
二十日の月の表情です。
左；６月１日未明の午前２時31分頃、右；午前５時22分頃
午前８時14分頃の二十日の月の表情
６月１日は、正午月齢 20.3 でした。
旧暦四月二十一日でした。
１日の午前10時13分に沈んだ月が出てくるのは、２日の未明になります。
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６月２日は、正午月齢 21.3 でした。
旧暦四月二十二日でした。
月の出時刻は２日未明の午前０時20分で、月の入りは午前11時16分です。
南中時刻は１日午前５時45分頃でした。
午後４時24分に下弦の月になります。
午前４時02分頃の二十二日の月の表情
午前４時52分頃の二十二日の月の表情
この頃最もはっきり見えましたが、薄雲が広がり出しました。
下弦の月になるのはこの約12時間後です。
午前５時半を過ぎると、薄雲が白くなり見えなくなりました。
午前11時16分頃沈んで、夕方午後４時半頃地球の裏側で下弦の月になりました。
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５月26日の十五夜満月から、月の出時刻が夕方から深夜になり、
今週６月２日お昼前に沈んだ後、夕方に下弦の月になりました。
一方、月の軌道は、５月28日に南端の軌道になりました。現在、北上中です。
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次回は、下弦の月の次の日から新月までです。