夏空に浮かぶ月 2020、その6

2020年の立夏が5月5日で、立秋は8月7日です。

このページでは、夏の第6週、2020年6月7日から6月13日まで、
満月の次の日から下弦の月までの月の表情を紹介します。

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再掲しますが、

6月5日は、正午月齢 13.4 でした。
閏月四月十四日の月です。

月の出は午後6時25分、月の入りは6日の午前4時41分です。

6月の夏至に近い満月は、ストローベリームーンとも呼ばれるようです。
下図では、出始めの月が、ややピンクがかって見えました。


左上;5日午後7時11分頃、中上;午後11時34分(南中時頃)、右上;6日午前2時40分頃
左下;午前3時08分頃、中下;午前3時37分頃、右下;午前3時50分頃
南中時刻は午後11時35分でしたが、この頃はくっきりと見えました。

6日明け方の午前3時50分を過ぎると、雲がお月様を隠し、見えなくなりました。
午前4時13分に満月になったはずですが、見えませんでした。

しかも、この時間帯は半影月食でしたが、
雲の変化の影響が大きく、見える見えないのレベルでしたので、
半影月食による微妙な明るさの変化は感じられませんでした。

6日の十五夜の月の出は、満月の瞬間から約15時間後です。

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6月6日は、正午月齢 14.4 でした。
閏月四月十五日の月です。

5日に出た閏月四月十四日の月が、
6日の明け方、沈む前の午前4時13分に、満月になりました。

6日の月の出は午後7時33分、月の入りは7日の午前5時32分です。

6日夕方から深夜、7日未明まで終始厚い黒雲に隠されていて、
存在位置がわかる程度しか見えませんでしたが、
7日未明の午前2時を過ぎて、暗雲から解放される瞬間に立ち会いました。


7日未明午前2時17分頃、暗雲が左(東)に抜けて、ようやく脱出です。

数十秒後には、それまで見えなかったのが嘘のように思えるほどの輝きを見せてくれました。


7日未明午前2時17分頃、輝き始めた旧暦閏月四月十五日の月です。

午前2時半を過ぎると、再び雲隠れしたようです。

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6月7日は、正午月齢 15.4 でした。
旧暦閏月四月十六日の月です。

月の出は午後8時36分、月の入りは8日の午前6時29分です。

月の軌道が南端になり、この2年間では最も南側です。

そこで、最南端の月に期待を込めて、時間的に早めに薬蔵坂に来ました。

次は、月が見えるか見えないかの微かな見え始めの様子です。


午後11時07分頃の月の出の見え始めの風景
画像中央やや右に微かに見えています。


午後11時08分頃の十九夜の月の出直後の表情

「各地のこよみ」によると、120.0度、つまり、真東よりも30度南側から出ます。

ほぼ東を眺めた時、今日の南端の月は次のように見えます。


午後11時14分頃の、東の方角を中心に見た月の出の風景
 中央にかすかに見えるアクトタワーの少し右が、真東です。


午後11時13分頃の、黒い鉄塔付近の月の出の風景


次は、午後11時14分頃の、これまでの南端の月の出を眺めたおなじみの風景です。

11分の時間差の2枚の画像から、月の出位置を推定しました。


2枚の画像から月の出位置を推定 、3本の線の中の線がその位置と思われます。
2年前に初めて南端の月を眺めたとき、ニトリの看板付近でした。
この2年間に、南端の位置が南側に移動して、スズキ、AOKI の看板の位置を越えたようです。

十九夜の月の表情変化です。


左;7日午後9時19分頃、 中;8日未明午前1時10分頃(南中時)、 右;8日午前4時06分頃
南中時刻は8日未明午前1時33分頃でした。

実は、西に沈む月の最南端の位置は、先月同様、真西からほぼ30度南側でした。
昨日は明け方に雲が出ていて、沈む光景を確認できませんでした。

今朝は、先月より0.1度さらに南側でしたが、約30度南側に沈む情景を視覚で捉えられかもと思い、
イオン志都呂店の4階の駐車場に来ましたが、来るのが遅すぎたようです。

この位置から見るとき、真西から約30度南側にある場所は、
下図に見える舞阪灯台と、アーチ型の屋根を持つJR舞阪駅でしたので、朝の風景を確認しました。


午前6時19分頃、イオン志都呂店の4階の駐車場から見る舞阪灯台方面の景色
来るのが遅すぎて、見えませんでした。

先月も記述しましたが、「各地のこよみ」によると、最近の15年間では、
東の月の出位置の方位は、約113度から約126度くらい移動するようです。
まだまだ、南端位置が、さらに6度ほど南側に移動することが予想されます。

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6月8日は、正午月齢 16.4 でした。
旧暦閏月四月十七日の月です。

月の出は午後9時33分、月の入りは9日の午前7時30分です。

9日未明の午前2時半頃、月の上側に木星が見えました。


9日午前2時31分頃、並んで見えた木星(月の上方)と十七夜の月


左;8日午後10時18分頃、 中;9日未明午前2時30分頃(南中時)、 右;9日午前4時42分頃
南中時刻は9日未明午前2時30分頃でした。

久しぶりに、南西の空に有明の月を見ました。
月の沈む頃は、雲が白く見えませんでした。

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6月9日は、正午月齢 17.4 でした。
旧暦閏月四月十八日の月です。

月の出は午後10時20分で、月の入りは10日の午前8時31分です。


左;9日午後11時15分頃、右;10日午前4時36分頃


10日午前4時32分頃
雲は南東から北西に流れていましたが、この後、5分後には、見えなくなりました。
午前4時半過ぎに見た表情が、梅雨入り前の最後の表情でした。

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6月10日は、正午月齢 18.4 でした。
旧暦閏月四月十九日の月です。

月の出は午後11時00分で、南中時は11日午前4時14分、
月の入りは11日の午前9時32分です。

梅雨に入り、10日深夜から11日明け方まで雲が厚く見えませんでした。

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6月11日は、正午月齢 19.4 でした。
旧暦閏月四月二十日の月でした。

月の出は深夜午後11時35分、月の入りは12日午前10時31分です。

11日は夜から12日の午前中までも雨が降り続きました。

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6月12日午前10時31分に月が沈み、次に月が出てくるのは
12日の深夜を過ぎて、13日未明の午前0時06分です。

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6月13日は、正午月齢 21.4 でした。
旧暦閏月四月二十二日の月でした。

月の出は未明の午前0時06分、月の南中時刻は午前5時44分、
月の入りは午前11時28分です。

月が沈んで、約4時間後の、午後3時24分に下弦の月になります。


13日午前4時29分頃、雲が西から東に流れていて、見えたり隠れたりします。


13日午前4時36分頃、 電線の間から見えました。


左;13日午前4時29分頃、右;13日午前5時02分頃
下弦の月になるのは、この時から約10時間半後です。

午前5時半を過ぎると、空が白くなり再び見えなくなりました。

13日の月の入りは午前11時28分ですが、
月が沈んで約4時間後の、午後3時24分に下弦の月になります。

下弦の月になってから、その9時間後の14日未明午前0時33分に
月の出を迎えます。

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この1週間は、満月を過ぎて、月の出時刻が夕方から深夜になり、
下弦の月の月の出時刻は深夜から未明の頃になりました。

月の軌道は、5月26日に北端の軌道をとった後、折り返して南に向かい、
先週の立夏の6月1日にほぼ東西の中間軌道になり、さらに南に向かい、
今週の7日に南端の軌道になり、その後、再び北に向かい始めました。
10日から梅雨に入りましたので、雲隠れの状態が続いています。

なお、来週の6月21日は夏至で、新月になり、
月も北端近くの軌道になり、日食になります。

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次回は、下弦の月の次の日から新月までです。

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