西臼塚の大カエデ
西臼塚駐車場：静岡県富士宮市粟倉２７４５
図書館で静岡県のカエデの巨樹を調べていたら、西臼塚の自然公園に幹周り300cm以上のイタヤカエデが数本あることがわかった。20年位前の古いデータなので枯死している場合も十分考えられる。あまり西臼塚に関する情報も十分に得られないまま、2007年8月22日、ウォーキングを兼ねて地図とナビを頼りに調査した。
西臼塚駐車場（東側）に駐車し、東側のゲートから歩き出したが、大きな樹木を見ることはなかった。引き返すと、ちょうど森林管理組合の方にお会いできたので、カエデの巨樹について尋ねたところ、反対側の西側の駐車場からカエデ広場が近いことを教えていただいた。
天気がよければ富士山を見ることができたであろうが、8月22日は雲が多くてどこが富士山かまったくわからなかった。
案内の看板から、駐車場からすぐのカエデ広場と少し遠いカエデ広場があることがわかった。
近い方のカエデ広場にはチドリノキやイタヤカエデを見たが大木は無かった。ほとんど諦めていたが、せっかくなのでウォーキングのために遠い方にも足を進めた。３０分以上は歩いたと思われる。そこで予想してなかったことだが、西側のカエデ広場周辺で何本かのカエデの大木を見ることが出来た。５つ目に出会ったものは 3mを越える巨木であった。望外の喜びであった。
富士宮市のホームページによると、
「富士山南麓の国有林内に富士山自然休養林があり、グリーンキャンプ場や遊歩道が整備されています。コースの中心は西臼塚という標高1293ｍの頂上に噴火口を持つ小山（寄生火山）で、山頂に山の神を祭る樹齢300年を数えるという神木があります。 遊歩道の入口は富士山スカイライン沿いの西臼塚駐車場とグリーンキャンプ場で、歩道は良く整備されているので、幼児でも周遊でき、森林浴には最適です。 ・・・・・・・・・・・・ 春の若葉に鳥の声、夏の花々、秋の紅葉と誰でも楽しめる手ごろな観察コースです。」
今回は、メジャーを持参したので、幹周りの測定を試みた。最大のものは365cmのイタヤカエデであった。しかし、西側のカエデ広場に着いた時には既に霧が発生して、五里霧中の中を彷徨っていた。
５つ目に見たのは、幹周り365cmの立派なイタヤカエデであった。
写真撮影時には霧が出て幻想的であった。
最初に出会ったイタヤカエデで、幹周り250cmの大木であった。
二つ目のものはエンコウカエデである。半分が欠けていなければ300cm以上あると思われた。
３つ目はイタヤカエデで、230cmであった。樹勢は良い。
４つ目はエンコウカエデであった。幹周り250cm。
６つ目の最後はオオモミジで幹周り270cmで、立派なものである。
形の面白い根部１：トンネルが出来ている。
最初のカエデ広場のカエデで、この時霧はまだ発生していない。
形の面白い根部２：空洞をもつ２本の幹。
