カエデの風景 in 2025、その16
11月27日、28日のカエデの紅葉風景です。
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まず、27日の村櫛カエデ園のカエデの様子です。
村櫛カエデ園は放置された状態ですが、照葉樹たちと併存する中で、
今年は雨も少なく、樹高が５m以上のカエデは元気でしたが、幼木は枯れていました。
カエデ園自体暗く、日当たりが悪く、紅葉がまだでした。
まず、中華カエデ（Acer sinense Pax）です。
日本産のオオモミジやハウチワカエデよりも大きな５裂片の葉です。
中華カエデ（Acer sinense Pax）の大きな葉
昨年年末には赤い紅葉が見られました。
イロハカエデから見ると、ヤツデの大きい葉のようです。
イタヤカエデの仲間の青皮槭（Acer cappadocicum Gleditsch）カッパドキアメイプルの黄葉
常緑の緑が鮮やかな日本産のクスノハカエデ（Acer oblongum Wallich）
日本産のカエデの中で唯一の常緑のカエデです。
昔、奈良の矢野さんにいただいた苗木が10m を超える高さに成長しています。
樟葉槭、アツバクスノハ（Acer cinamomifolium Hayata）の緑葉
昔、上海植物園で拾ったタネが大きく成長したものです。
先端は高くて見えず、これは最も低いところの枝です。
台湾五裂槭（Acer serrulatum Hayata）
昔、台北植物園で拾ったタネが大きく成長しています。
このカエデの葉は、裂片の形が途中に膨らみが少なく三角形に見えるのが特徴です。
葉身もやや厚めで葉表に光沢が見えています。
葉の大きさは中国産の秀麗槭（Acer elegantulum Fang）や日本産のオオモミジの葉と
同じくらいですが、列編の形状の微妙な違いが魅力的です。
シマウリカエデの葉とタネが見えます。
欧州の植物学者の方からいただいた種が里帰りして、大きく成長したものです。
自宅庭では、この親木の種から数10cm の多くの苗木が育っていて、すでに黄葉しています。
ヤクシマオナガカエデの紅葉
昔、奈良の矢野さんにいただいた苗木が10m を超える高さに成長しています。
年末には赤く紅葉するでしょう。
このヤクシマオナガカエデとシマウリカエデとの微妙な相違点がまた不思議な魅力です。
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次に、27日の自宅の東庭のカエデの様子です。
南庭のカエデは植木鉢のカエデが早く紅葉して、ご紹介しましたが、
東庭のカエデもようやく赤くなりました。
大きなイロハカエデが２本ありますが、その下側に入って上を見上げました。
２本の赤と黄色のイロハカエデです。
赤いイロハカエデです。
イロハカエデの紅葉
イロハカエデの黄葉
ハウチワカエデの園芸種「舞孔雀」の紅葉
イタヤカエデの仲間のオニイタヤの黄葉
逆光に輝く日本産カジカエデの黄葉
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ついでに、28日の南庭のカエデの様子です。
道路沿いの東端のイロハカエデはすでに紅葉終盤落葉寸前ですが、
ようやく西端のイロハカエデも赤くなり始めました。
ようやく赤くなり始めた西端（左側）のイロハカエデ
次は、本図の右端のカエデです。
台湾産のタイワントウカエデ、宮様カエデの黄葉
ガレージの垣根のカエデも色づきました。
黄色はカンペスタで、日本産クロビイタヤの仲間です。
欧州に見られますが、イギリスの唯一の自然種です。
まさに、ヘッジメイプルです。右の赤はオオモミジです。
左の緑はサザンカです。
日本産のチドリノキも黄葉を見せました。
イタヤカエデの仲間のエンコウカエデも黄葉しました。
これで庭のエゾイタヤ、イトマキイタヤ、オニイタヤ、エンコウカエデなど
手持ちの日本産のイタヤカエデたちも黄葉しました。
今日の最後は、書斎から見た風景ですが、
植木鉢のカエデたちも紅葉を終えてほとんどが落葉して寂しくなりました。
紅葉を終えて落葉して寂しくなった書斎から見る朝の南庭の景色
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