カエデの風景 in 2025、その15

11月23日、24日に気になるカエデ紹介します。

紅葉の遅めの庭木のイロハカエデもようやく赤くなり始めました。

５mを超えるイロハカエデは７本ありますが、そのうち２本はすでに真っ赤ですが、
残りの５本の紅葉が遅れていましたが、だいぶ赤くなってきました。

ようやく赤くなり始めた奥手のイロハカエデ

今日は、まず黄色のカエデをいくつか紹介します。

日本産イトマキイタヤの黄葉１

イタヤカエデの中までは、エゾイタヤ、エンコウカエデ、カッパドキアメイプルなど
紹介しましたが、オニイタヤはまだ緑です。

日本産イトマキイタヤの黄葉２
エゾイタヤ、アカイタヤが日本の北部のイタヤカエデの仲間ですが、
イトマキイタヤは中部地方の山岳に見られます。
オニイタヤは全国的に見られます。

欧州産カンペスタ（Hedge maple）の黄葉
日本産クロビイタヤの仲間です。
欧州に見られますが、イギリスの唯一の自然種です。

日本産シマウリカエデの黄葉
全体が黄色になってきました。

中国産元宝槭、マンシュウイタヤの黄葉
葉の形が矢車の羽のようです。春先に黄緑色っぽい色が特徴のカエデです。
すでに紹介した元宝槭は葉形は同じですが、色が春先に赤っぽいタイプでした。

北米産シルバーメイプル（銀カエデ）の黄葉
葉裏が白いのが特徴で、銀カエデと呼ばれるようになったと聞きます。
日本産ハナノキ、北米産アメリカハナノキと同じ仲間で、
初夏に花が咲き秋にならないうちにタネができ落下するのが特徴です。

日本産ミツデカエデの黄紅葉
三小葉からなるカエデで、日本産メグスリノキとは異なり、
北米産ネグンドカエデに近い種です。

次に、中華カエデ、五裂カエデに近い種を紹介します。

中国産五裂槭の紅葉

台湾五裂槭の黄葉

三峽槭と五裂槭とのハイブリッドと思われる種の紅葉１
５裂片のうち葉柄に近い裂片が三峽槭に似て小さい感じ。

三峽槭と五裂槭とのハイブリッドと思われる種の紅葉２
５裂片のうち葉柄に近い裂片が三峽槭に似て小さい感じ。

～～～

23日、夕日を受けて真っ赤に輝いていた「黄金イタヤ」です。

オオイタヤメイゲツとハウチワカエデのハイブリッドの園芸種、黄金イタヤの紅葉
左奥は「野村もみじ」の紅葉です。

24日、イロハカエデの１、２年生も負けじと紅葉していました。

イロハカエデの１、２年生の紅葉

カエデの紅葉はまだまだ続きます。