北端の軌道での月の入りの風景
太陽が冬至から夏至にかけて、１年かけて１サイクルの南北に移動するのに対して、
月は、同じ程度の南北の移動を毎月繰り返しています。
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2022年10月の北端の月の入りの観察結果を追加します。
10月16日の月の入りは、この５年間の北端の軌道の中でも最北になりました。
「各地のこよみ」によると、2022年10月北端は304.0度、12月北端は 303.9度です。
月の入りの方角（水平線上での方角）が 304.0 度、
つまり、真西から 34.0 度北側に沈むということです。
昨年より、 1.6 度北側に移動しました。
2022年までの北端の軌道の月の入りの観察結果です。
「北端の月の入りの観察結果 2018年最北方位；方位は 296.1 度（真西から 26.1 度北側） |
この４年間、月の軌道の北端の位置が、毎年平均２度ほど北側に移動しているのがわかりますが、
よく見ると、2.4度、2.1度、1.8度、1.6度と縮まって来ています。
ご参考：北端の月の出の方角（水平線上での方角）については下記の通りです。
「北端の月の出の風景」のページに示した内容は、以下の通りです。 １. 2019年に観察した北端の月の出の方角 61.6 度（真東より 28.4度 北側） |
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以下は、2021年までの観察結果です。
2018年最北方位；方位は 296.1 度（真西から 26.1 度北側）
2019年最北方位；方位は 298.5 度（真西から 28.5 度北側）図示なし
2020年最北方位；方位は 300.6 度（真西から 30.6 度北側）
2021年最北方位；方位は 302.4 度（真西から 32.4 度北側）
現在、同様に、南端の軌道も南に移動しており、それぞれ南北に広がっています。
「各地のこよみ」のデータによると、
2005年、2006年頃が最も広がり、2015年、2016年頃が最も狭いようです。
メトンの周期；19年が当てはまるならば、2024年、2025年頃まで広がることになりそうです。
なお、太陽は、夏至には29.7度北側に、冬至には28,4度南側にほぼ一定に移動します。
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３．2021年12月20日の月の入りの風景
12月20日の月の入りは、この２年間の北端の軌道の中でも最北でした。
月の入りの方位が 302.4 度、つまり、真西から 32.4 度北側に沈むということです。
そこで、20日の朝、イオン志都呂店の５階駐車場にお邪魔して、月の入りを観察しました。
イオン志都呂店の５階駐車場から見る朝日を受ける月の入りの風景
真西の方角は、画像の左から1/4 の付近になります。
午前７時04分と７時22分の画像から、月の沈む位置を作図しました。
午前７時04分と７時22分の画像から得た月の沈む位置
月の入りの方位が 302.4 度、つまり、真西から 32.4 度北側でした。
昨年より、 1.8 度北側に移動しました。
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２．2020年12月３日の最北位置の画像です。
2020年12月３日の月の入りは、2020年の最北位置、
方位は 300.6 度、つまり、真西から 30.6 度北側でした。
2020年の月の入りの最北位置の方位は、 300.6 度、つまり、真西から 30.6 度北側でした。
この２年間で、4.5 度北側へ移動しました。
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１．2018年12月24日の軌道の画像
24日の明け方、十七夜の月の西に沈む位置が12月の最北（方位 296.1 度）になるので、
イオン志都呂店の屋上駐車場まで歩いて上って来ました。
先月11月26日の最北（方位 296.2 度）の位置は、天候不純で観察できませんでしたが、
翌日の11月27日、準北端（方位 295.4 度）の軌道は確認できました。
7時51分から54分までの月の沈みゆく３分間の３枚の画像から、
月の中心を結び、作図してみました。
茶色の建物は、雄踏恊働センターです。
2018年12月24日の月の入りの方位は、
296.1 度、つまり、真西から 26.1 度北側でした。
12月9日に求めた月の沈む最南端の位置と共に、
イオンモール志都呂店の屋上駐車場から見た 2018年時点での月の軌道の南北移動の結果です。
イオン志都呂店の屋上から見る月の入りの2018年のイメージ図
SP : South Point、南端（243.1 度）、12月９日に観測された月の入り地点
WP: West Point、地図との組み合わせで想定される西の方角
NP : North Point、北端（296.1 度）、今回12月24日に観測された月の入り地点
（QNP : Quasi North Point、準北端、前回の11月27日に観測された月の入り地点）
次は、北端付近の参考になる建物です。
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以後、月の入りの最北位置が観察できた時点で追加していきます。