富士宮口五合目の富士

2008年９月３日、ここまで来るつもりではなかったが、来てしまった。

　あらためて、五合目から富士を仰ぐことができた。十里木高原から水ヶ塚公園、そして、五合目と富士に近づくにつれて目に入る富士の頂角は当然ながらますます大きくなり、五合目ではほぼ180度近くに見えた。太宰の富嶽百景の頂角問題に関心が高まりつつある折に、ここまで来ることができて充足感を感じた。

標高1500mの水ヶ塚公園から富士山スカイラインで富士宮登山道５合目に向かった。

２合目の標高1600m の高鉢駐車場で富士の視界が開けた。

３合目標高1900m の七曲り駐車場から、ますます見掛けの頂角は大きくなる。

標高2400m の富士宮口登山道５合目駐車場の東端から富士を見上げる。

見掛けの頂角は180度に近く、円錐台の円の一部を見ている感じである。

富士宮口登山道５合目、ここから山頂まで4-5時間歩くと山頂に着くという。

これまで、「富士は見るもの」という固定観念をもっていたが、近未来に富士登頂ももはや夢ではないような気がした。
下界に目をやると、雲で視界は遮られていたが、頂上を見上げると青い空、良い天気に感謝した。