ピボットエチュードの作成
（2014年６月５日作成）
ピボットについては、ピボット、スリップピボット、リバースピボット、ナチュラルピボット
など耳にしますが、今回はこれらについて、「ピボットエチュード」の作成を試みます。
これらのステップが入ることで、ルーチンのノーマルな流れに対して、
緩急・躊躇・緊張・弛緩のアクセントがつき、踊りの表現力が増すものと考えられます。
参考資料
「シンプリー・ザ・ベスト、Waltz編」by マーカス＆カレン・ヒルトン
「Win with Basic」by アウグスト・スキアーボ & カテリーナ・アルゼントン
「Luca & Loraine Baricchi 2008 Waltz」
「チャオ イターリア」by Mirko Gozzoli & Alessia Betti Waltz、
「王者のステップ；ワルツ」by Mirko Gozzoli & Alessia Betti
以上の参考資料から得られることを、以下の「ワルツのルーチン」の流れにまとめてみました。
以下のルーチンを練習することで「ピボットのエッセンス」をいくらかでも体得されることでしょう。
ワルツに見られるピボットのルーチン例
ナチュラルスピンターン：123456
ターニングロック to R：1&23
ランニングウイーブ : 123&
タンブルターン : 12&3
ヒンジライン、ナチュラルピボット : 123 123
ルドルフロンデ & リバーススリップピボット: 123
オープンテレマーク、サイドロック to the Left : 123 12&3
ライトランジ、チェックドリバースピボット : 123 123
プログレッシブシャッセ to R : 12&3
アウトサイドチェンジ、バックチェック、ナチュラルピボット（注１） : 123
ランニングシャッセ to オーバースウェイ : 12&3 123 123
ロンデ & リバーススリップピボット : 123
オープンテレマーク、シャッセ from PP : 123 12&3
ナチュラルスピンターン & リバースピボット : 123 &
FAリバース（注２） & スリップピボット、ダブルリバーススピン : 12&3 123
FAリバース & スリップピボット、ダブルリバーススピン : 12&3 123
ボムシェル（リバースピボット含む）（注３） : 123
コントラチェック & ナチュラルピボット : 123
ナチュラルスピンターン、ターニングロック（3で左足軸で左回転）: 123 12&3
ボムシェル（リバースピボット含む） : 123
オープンテレマーク、パッシングナチュラルターン : 123 123
ティプルシャッセ、インピタスターン : 12&3 123
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注１；「アウトサイドチェンジ、バックチェック、ナチュラルピボット」の３歩は「バックスイッチ & ピボット」とも呼ばれます。CBMの動作を伴う魅力的なステップです。
注２；「FA」は、Fallaway「フォールアウェイ」の私の略記号です。
注３；「ボムシェル（リバースピボット含む）」；左足ロンデ、左足トウ軸で左回転、右足リバーススリップピボットと認識しますが、この３つの要素をまとめて「ボムシェル」と呼ばれるようです。
「ボムシェル」Bomb-shell は「爆弾」の意で、ビックリさせるかっこいいステップと理解しています。
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ピアノ音楽のエチュード（練習曲）に喩えれば、上記のルーチンは、ツェルニーや
ハノンのエチュードレベルではなく、ショパンのエチュードレベルに相当するものと考えられます。
以上のステップを、あせらずゆるやかに、滑らかに優雅に踊れたら素敵ですね。
今回は、「ピボットエチュード」の作成がテーマでした。
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