2023年、新しい年を迎えました。
皆様にとって心身ともに健康な一年になることをお祈り申し上げます。
コロナとの生活が続く中、お変わりございませんか？
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昨年も、高校時代の友人たちとの同窓会；Zoom によるオンライン飲み会を楽しみ、政治、経済、社会、気候、地震、健康などについてまで 雑談（chat）し、年の後半には 月１回のペースになりました。
少子高齢化の顕著な日本において、そこでまず、話題になったのは、一昨年来の岸田首相の「新しい資本主義」についてでした。骨太の方針がどんな形で発表されるかが楽しみでした。
同時に皆さんの関心は、アベノミクスの功罪でした。
褒め言葉と皮肉とをうまく表した野田さんの「あなたが放った強烈な光も、その先に伸びた影も」というセリフが言い得て妙だと思いました。
さて、政治の現況に話が進みました。
最近の５、６年間の出来事では、ブレグジットがあり、トランプ当選がありました。ポピュリズム、自分ファーストが蔓延し、これまでの世界の秩序バランスに歪みや分断が生じ始めていました。
そこに、コロナ禍が広がり、人々の生活スタイルも拘束され影響される中で、２月24日、プーチンのウクライナ侵略が始まりました。
過去にはアジアのいくつかの国に対して、わが日本もアメリカもひどいことをしてきましたが、第２次大戦を体験し教訓を得たはずなのに、プーチンが今頃になって時代遅れの感覚で「独裁者のジョーカー」を引いてしまいました。
隣国の兄弟のウクライナの人々の命だけでなく、自国民の兵隊の命をも平気に奪うのが権威主義なのでしょうか。大戦を経験してできた国連が何もできない現状とは、戦後生まれの76才のジジイにはまことに不思議な世界です。
2022年は武力の権威主義と大戦後の秩序中心の民主主義の対立が目立った１年でした。一方、日本では、２つの中心を持つ楕円の理論で進めざるを得ない岸田首相は、安倍氏との政権運営はやりやすい面もあり、他方、制約もあったはずです。
６月７日、「骨太の方針」が出されましたが、「新しい資本主義」の中身は薄められて、成長に重点が置かれ、防衛力強化がクローズアップされました。
その後、参院選の最中、7月8日に安倍元首相が銃撃され亡くなりました。このことは自民党と旧統一教会との関係が指摘されるきっかけにもなりました。
安倍元首相が亡くなってから、アベノミクスから「新しい資本主義」への移行を期待したのですが、最近では、増税による防衛費増額まで出てきて「新しい資本主義」はさらに変質したように思われます。世界的インフレ、円安、物価高などますます難しくなる中にありますが、「新しい資本主義」のテーマ、「成長と分配」の「分配」、すなわち、賃金・所得の引き上げの部分をどううまく実現するか期待されます。これまで、政治・経済・科学技術・ものづくりなどの実用的な側面では、敗戦国の日本がアメリカに学び、高度成長を遂げてこられたし、これまでアメリカのポチ（忠実な子犬）にならざるを得ない事情があったにせよ、これからの日本はいつまで軍事的にポチになり続けるのでしょうか。率直にいって、今日本に必要なのは、DXを含めた義務教育から大学までの教育業界の改革で、少子高齢化の中にいる子供たちの児童手当や教育にこそお金を投じるべきだと、戦後生まれの、現在76才の爺さんは思います。
他方、精神文化面では、哲学・文学・音楽については、多くを中国、欧州とロシアに学びました。また、アジアの中の一民族としての日本は、中国の老荘思想を含めた儒教思想、漢詩の文学の影響を受け、精神面では古代中国への尊敬の情と親近感は紛れもなく存在するのです。
この爺さんにとって、アメリカも欧州も中国もみんな素敵な仲間であり、日本はそろそろアメリカのポチから卒業して、米中両者をとり持つくらいの存在でありたいものです。岸田首相には、精神面ではあるべき自然体で米中への対応を進めていただきたいと思います。
以上、同窓会のZoomによるオンライン飲み会を通して、政治、経済についてチャットして楽しく過ごした一幕でした。さて、個人的には、喜寿を迎える爺さんとして、七十にして心の欲するところに従いてのりをこえずの心境で、古来日本人が愛し続けた花鳥風月を味わい新たな１年を過ごしたいものです。
健康面では、老人性咳喘息の症状と胃酸過多の症状に対応しつつ、水分を好む体質らしいので、アルコール度の薄い飲み物をお茶がわりに楽しみながら、写真撮影と画像処理をパソコンで遊び、水分補給が過ぎて頻尿になれば、その都度起きては深夜でも未明でも月の観察を楽しめればいいと思います。
お月様が時事刻々変化するとはいえ、何の新規性もないごくごく平凡な毎日を過ごしていきたいと思います。〜〜〜〜〜
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
午前６時58分頃の浜松市薬蔵坂から見る元旦の富士山
午前７時頃の薬蔵坂から見る初日の出の風景