ニューヨーク郊外の紅葉風景2010年
東京都 三間久道さんからニューヨークマンハッタン郊外の秋の風景をいただきました。
「10月末にアパラチアン・トレイルの一角、ニューヨーク郊外の Bear Mountain をハイキングし、紅葉黄葉の森を
堪能しました。大半がシュガーメイプルで、その中にレッドメイプルやオーク、アメリカブナが混じる森でした。」
マンハッタンから15分ほど走ると目に入ってくる森の風景
「
この地域は、オークが主体で、ニレやカエデ、 その他ブッシュもある森です。」
Bear Mountain のトレッキング開始です。
カエデの森を見上げると、青空をバックに紅葉が鮮やかでした。
シュガーメープルの森 その１
このような黄色い世界がこれから続きます。
シュガーメープルの森 その２、黄褐色や赤みを帯びた葉も見られます。
黄色を主体とする世界がまだまだ続きます。
次第に赤が増してきました。赤・橙・黄色からなる絨毯です。
カラーフルな絨毯は「原色の絵画」です。
葉の大きさ、厚み、光沢の有無など、日本産のカエデとの差によるものと思われます。
日本の神社などで見られる緑の苔の上の散りもみじのニュアンスとは微妙に異なるようです。
黄色が多い点は北海道の自然の紅葉に近い感じかもしれません。
真っ赤で、葉の周辺にギザギザがあり、中央上の１枚と中央やや左の１枚の合計２枚は、アメリカハナノキ (Red maple) の葉です。
多くの黄色の葉と、６枚ほどの赤く光沢のある厚めの葉は、サトウカエデ (Sugar maple) の葉です。
それに、黄褐色のアメリカブナなどの葉も含まれているようです。
最後に、高台からの展望風景を紹介します。
四方どこまでも続く黄金に輝く森。ニューヨーク市内から40分ほど、向うにハドソン川が見えます。
「Bear Mountain は、 丘陵・山腹部では、圧倒的なシュガーメイプルを主体に、レッドメイプル、
下部にはオーク（多分 White oak）、谷沿いにはアメリカブナが混じる森でした。
樹木の種類がとても少なく、ブッシュもほとんどない森でした。
尾根に上がると、メープルはなく、オークが主体でツツジ類や Mountain Laurel が混じる乾いた森でした。 」
アメリカで見る雄大な紅葉風景でした。
なお、ワシントンのアーリントン墓地の紅葉の風景もいただきました。
サトウカエデ（Sugar maple, Acer saccharum）の紅葉です。
手前の大きなカエデは、アメリカハナノキ（Red maple, Acer rubrum）です。
左端の一本を除いて、ほとんどがサトウカエデです。
左のは、アメリカハナノキかフリーマンメイプルです。